中心の鶴とそれを囲む雷紋が構図の安定感を引き出す
2羽の夫婦の丹頂鶴を中心に植物を配置した作品。
特に鶴の周りを囲む雷紋の精密さが目を引きます。
デザイン構図ともまとまった作品です。
【中華切り絵とは】
一枚の紙を一本の刃物のみで切り抜くのがこの中国の切り絵です。
よく見ていただければ解るように切り抜かれた部分は総て繋がっており職人の技のすごさに驚かされます。
主に動植物がモチーフとなっていますが抽象化されたデザインは秀逸の一言、その物の特徴をしっかり押さえながらも極限までシンプルに表した技法は名も無き職人たちの数千年に渡る研鑽練磨の結晶です。
額に入れて飾ったりしますとより一層美しさが増します。
中国では糊でそのまま硝子に貼ったりして楽しまれています。
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