胡同…不思議な言葉である。
曖昧ながら意味だけは昔から読み齧って知っている、
満州語の読みに漢字を当てはめて“胡同”と表記した。
胡族(漢民族に対するところの異民族)を表す“胡”との
融和を表す“同”をもって異民族王朝たる清に迎合した。
などが世の書物には記されている。
しかし胡同はモンゴル語の音訳だし、胡同が北京に出来たのは
まだ北京が“大都”と言われた元時代の事だ。
敢えて意味を言うのならモンゴル語で“〜町”とかの
街の区切りの事を胡同に近い発音で呼んでいたのだのだろう…
つまりモンゴル語の漢字表記だ。
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